武蔵野市立第五小学校

親身になってお世話をしてくださった宿の方ともいよいよお別れです。握手を交わしたり、ハイタッチをしたりして、別れを惜しみながらバスに乗り込みました。

上の原体育館に集まって、各宿の思い出の発表会を行いました。楽しかった6日間の思い出の中からベスト3を選び、寸劇などを交えながら発表しました。

5泊6日のセカンドスクールも最終日となりました。今朝は秋らしく涼しい朝です。昨日まで散らかっていた部屋も今朝はきれいに整理されています。

午後は、5日間お世話になった宿の方々に感謝の気持ちを伝える「感謝の会」の準備や打ち合わせを行いました。どの宿でも心を込めて手紙を書いたり、手作りのプレゼントを作ったりしていました。感謝の会の準備が終わると、餅つき、うどん打ちなど、宿ごとに夕食を作り、セカンドスクール最後の夕食を宿の方と一緒に食べました。
夜の健康観察の際に、感謝の会はどうだったか尋ねると、どこの宿の子どもたちも口を揃えて「よくできた！」と言い、感謝の気持ちをうまく伝えることができたと、とても満足気でした。

セカンドスクールもいよいよ5日目となりました。今日も朝から晴れて暑いです。今日は、宿からバスで30分ほどの山中にある、後山（うしろやま）のブナ林を散策しました。冬には積雪が4〜5mはあるそうです。マイナスイオンたっぷりの林の中をを歩きながら、ガイドさんからブナ林の役割や、自然と人間の繋がり等についてお話を聞きました。展望台ではやまびこを体験することもできました。

「私の宿のお気に入り」をテーマに、ハガキ大の画用紙に色鉛筆でスケッチをしました。宿から見えるお気に入りの景色、宿にあるお気に入りりの物など、一人一人が自分の「お気に入り」を描いて心に焼き付けました。個性豊かで味わいのある素敵な作品が生まれました。

昨夜は満天の星空を見ることができました。今日もこちらはよい天気です。予定では宿周辺の水生生物を捕まえて観察する予定でしたが、水不足により予定変更。バッタやトンボなどの虫を探すことにしました。皆夢中になって探しましたが、短時間で実にたくさんの生物に出会うことができました。中には、オケラやクルマバッタといった珍しい昆虫や、こちらでは絶滅が危惧される大きなトノサマガエルを捕まえた子もいました。（もちろん捕まえた生物はリリースしました。）

今日のお昼ご飯は、もみ殻を燃料にした炎で一気にご飯を炊く「ぬか釜」で新米を炊いて握ったおにぎりときのこ汁です。おこげがちょっぴり混ざっていて塩をまぶしただけのおにぎりのおいしさに、子どもたちは感激していました。「5個も食べました！」と自慢していた子もいました。

午後は各宿でこの地方の郷土食である「ちまき」をつくりました。大きな笹の葉をくるっと丸めて中に餅米を入れ、紐で結びます。簡単そうに見える作業ですが、子どもたちは悪戦苦闘。それでも明日の朝食でいただくたのを楽しみに、一生懸命につくりました。